研究室TOP > TOPICS > 2012/01/06

広島大学・ソウル大学による第3回船舶操縦性ワークショップ

海上輸送システム研究室 池添修自

2012年1月6日,広島大学とソウル大学の学生による船舶操縦性ワークショップ(3rd Joint-Workshop on Ship Maneuverability)が開催されました。今年の開催場所は広島大学となり,K.P. Rhee教授をはじめK.P. Rhee教授の研究室に所属する学生4名(内,発表者3名)を招待しました。広島大学からは,修士4名が発表しました。ワークショップでの発表者と発表のタイトルを次に示します。

  1. Ukita, Hiroyuki: Maneuvering Fullscale Trial of a Ship with Azimuth Propellers to Capture the Trim Effect
  2. Lee, Sungkyun: Experimental Study on Free Roll Decay of a Damaged Ship
  3. Ikezoe, Shuji: Experimental Study on Seakeeping Performance of a Catamaran with Asymmetric Demi-Hulls in Head Waves
  4. Kim, Dongjin: Appendage Design for Improvement of Straight-Line Stability of a High Speed Vessel
  5. Kunitake, Yoshinori: Effect of Stern Appendages on Course Stability of a High Speed Vessel
  6. Lee, Jaehoon: Multibody Modeling and Stability Analysis of a Towed Ship
  7. Sadano, Masatoshi: Heat Transfer Analysis of a Hydrate-Storage Tank

発表の様子を撮った写真を載せます。

日本人学生による発表の様子

韓国の学生の英語力はハイレベルで,とても流暢な英語での発表に驚かされました。我々は,質疑応答の時間になると,安川教授,田中准教授の力添えに頼り切る結果となってしまいました。英語での発表は今回が初めてだったこともあり,かなり緊張しましたが,しかし終わってみれば,とても貴重な経験を得ることができたと思います。船舶部門を専攻する同世代の外国の学生との交流は,自身にとって刺激的なものとなりました。

記念撮影

夜は,ワークショップに参加したメンバーで,日本料理店で打ち上げを行いました。日本食,ビール,日本酒を交えながらの会話ははずみ,会が終わるころには韓国の学生ととても仲良くなることができ,別れが寂しく思えました。他国の学生との交流にはもちろん英語が不可欠であり,我々のレベルの低さから,相手とのコミュニケーションに苦戦を強いられることが多々ありました。しかしそれを経験したからこそ,今後の自分たちに必要なスキルを明確に理解することができました。今回のワークショップでは,多くのことを学ぶことができ,自身を成長させるための起点となりました。

打ち上げの様子