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平成26年度日本船舶海洋工学会春季講演会参加報告

海上輸送システム研究室 米舛 勲

平成26年5月26日・27日,仙台国際センターにて,日本船舶海洋工学会春季講演会が開催されました。その参加報告をいたします。

私は,「低速における肥型船の操縦運動に関する研究」という題目で,発表しました。発表の内容を少し説明します。近年,CO2排出量削減のため,船のエンジンを小さくし低速で航行する傾向にあります。しかし,過度に小さな主機出力では,危険回避操船ができないなどの安全上の問題が生じます。そこで,本研究では水槽試験から低速での船の操縦運動特性を把握する目的のもと実験的に研究をおこない,その結果を発表しました。水槽試験は,昨年,茨城県の水産工学研究所にて自由航走模型試験をおこなったものです。発表後のディスカッションでは操舵速度や舵直圧力,伴流に関する指摘をいただき,大変勉強になりました。発表の場で,もう少しはきはきと自分の意見が言えるように,これからも研究,発表練習に力を入れていきたいと思います。

発表する私(米舛)

また,他の大学や研究所の方々の発表を多く聴くことができ,大変よい勉強になりました。今回このような発表の場をあたえてくださった安川先生,平田先生,また,論文の共著者であります,水産工学研究所の松田さん,寺田さんに深く感謝申し上げます。