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広島大学とマレーシア工科大学との共同研究: 水工研での水槽試験

海上輸送システム研究室 松本晃範

2014年10月26日〜11月8日,茨城県神栖市波崎にある独立行政法人水産総合研究センター「水産工学研究所」(水工研)にて,広島大学とマレーシア工科大学(UTM; Universiti Teknologi Malaysia)との共同研究による水槽試験を行いました。その概要について報告します。

水工研の角水槽は国内最大級の規模を誇り,長さ: 60m × 幅: 25m × 深さ: 3.2mもの大きさがあります。また,造波設備である80基のプランジャ式造波機では規則波,一方向不規則波だけでなく,実海域を模した多方向不規則波を発生させることができます。消波設備である側面消波板,正面消波板の性能も高く,造波した波を直ちに消波することができます。

この水槽設備をお借りして,規則波,不規則波中における係留時のタンカーと円筒型FPSOの模型それぞれの船体動揺を計測しました。ここで,FPSO(Floating Production, Storage and Offloading system: 浮体式生産貯蔵積出設備)とは,海洋上で石油,天然ガスを生産,貯蔵し,直接タンカーへ積出するための設備のことを指します。FPSOのみの状態(図1参照),FPSOとタンカーとを係留させた状態(図2参照)など,様々な状態で試験を行いました。

図1: FPSO模型の設置の様子

図2: FPSOとタンカー模型船とを係留させた状態での試験の様子

図3: 計測の様子

今回,試験を行うに当たって,英語が上手く話せないことで,自分の伝えたいことを上手く伝えることができず,くやしい思いをしました。今後は,このくやしさをばねにして,より一層語学の勉強に励んでいきたいと思います。

最後になりましたが,水槽試験をお手伝いして頂いた水産工学の研究所の松田さん,寺田さんには,大変お世話になりました。深くお礼申し上げます。

図4: 集合写真(左からUTM Koto先生,Nikさん,Siowさん,安川先生,松本)