研究内容


構造モニタリングセンサーの開発研究:

 構造物の疲労損傷予知,および長期応力度推定のための接着型犠牲試験片の開発を行っている.
また,圧電素子を用いた簡易型の応力履歴計測センサーの開発を行っている.(藤本・新宅・田中)

構造物の検査と保守計画立案に関する研究:

 構造物の安全性と経済性を考慮した,生涯にわたる検査・保守システムの構築と健全度評価技術について,信頼性工学とシステム工学的手法を用いた研究を行っている.(藤本)

「疲労信頼性&ライフサイクルコストの学習プログラム」の取り扱い説明書

構造物の検査・保守のためのロボットとその制御法の研究:

 構造物の工作精度や応力を計測するためのロボットのシステム構成,およびロボットの制御技術について研究を行っている.また,海中でのメンテナンス作業を容易にするロボットの制御法について研究を実施している.(新宅)

磁気減衰効果を利用した構造物に関する研究:

 強磁場中に設置される構造物に生ずる磁気減衰効果の利用方法について研究を行っている.(田中)

これらの研究を通じて,信頼性工学,材料強度学,システム開発技術,ロボット制御技術,プログラミング言語,知識工学,ニューラルネット,ファジィ理論,遺伝的アルゴリズム,数値解析,有限要素解析,動的応答解析,計算機利用技術等を教育している

 

自己完結型・小型応力センサ き裂の危険度診断センサ 構造モニタリングセンサーの適用イメージ
塗装構造物の応力測定技術 表面電位計による応力測定ロボッット 磁気減衰振動実験装置の構成図