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水槽試験の種類

広島大学試験水槽では,船や海洋構造物を対象とした種々の水槽試験を行うことができます。

(A) 推進性能関連試験

  • 抵抗試験
  • 自航試験
  • プロペラ単独試験
  • このような試験を通じて,平水中における船の推進性能を把握し,航走に必要なエンジン馬力や燃料の消費量を予測します。

    3胴船の抵抗試験

    「桜島丸」模型船の抵抗試験

    (B) 耐航性能関連試験

  • 波浪中抵抗増加試験
  • 動揺計測試験
  • 強制動揺試験
  • 波強制力試験
  • このような試験を通じて,規則波中ならびに不規則波中における船の推進性能や船の波浪動揺特性,強度計算に必要な波浪荷重等を把握できます。また,波浪中における海洋構造物の挙動を調べるための試験も実施できます。

    船の波浪中抵抗増加試験

    カキ筏の波浪中試験

    (C) 操縦性能関連試験

  • 斜航試験
  • 舵力試験
  • PMM(Planar Motion Mechanism)試験
  • 旋回運動試験: CMT(Circular Motion Test)
  • このような試験を通じて,操縦運動に関わる流体力特性を把握し,シミュレーション計算によって船の操縦運動を予測します。また,船の針路安定性の評価をすばやく行うことができます。

    ヒール時のCMT

    水槽試験で使用する模型船と推進器模型

    (模型船について)

    排水量型船舶の試験を行う場合の模型船長の標準サイズは,2.0〜4.0mです。高速船の場合には,曳航電車の最大速度が3m/sであることを鑑みて,サイズを決める必要があります。最小の船長はおおよそ1mです。

    3胴船模型船

    2軸フェリー模型船

    (POD推進器模型)

    「POD推進器」と呼ばれる,アジマス型推進器の模型を2台保有しており,そのような推進器を備えた船の水槽試験を実施できます。POD推進器模型の首振りも可能ですので,操縦性関連の試験も実施できます。

    POD推進器模型本体(左)とPOD推進器用プロペラ模型(右: 直径80mm,アルミ製)

    POD推進器模型を備えた模型船(左がパラレル型,右がタンデム型)

    (実際に水槽試験を行ったその他の模型船の紹介)

    「みやじま丸」模型船

    「桜島丸」模型船

    ノズルプロペラを備えた模型船

    2船間の流体干渉を調査するための模型船(Wigley hulls)