当研究室について(研究内容のご紹介)
本研究室は,船舶,航空機,自動車などの輸送機器,環境機器や各種生産設備など,各種構造物を対象として,安全性の評価・維持・管理に関する教育と研究を担当しています。
社会的に影響の大きい大規模構造物の事故を未然に防止し,これらを長期間,安全に維持管理することは非常に重要であり,構造物の安全性において,設計・建造および運用といった生涯的視野(ライフサイクル)に立った検討が必要になります。よって,構造メインテナンスとモニタリングに関するハードウェア技術・ソフトウェア技術と,これらを有効に機能させるためのシステム化技術,さらに,電磁場など特殊環境下における構造物の安全管理技術などが,今後の大規模構造物の運用の観点から重要な技術になると考えられます。
このような理念のもと,安全性の評価ための構造信頼性解析,経年劣化構造物の評価および検査・保守計画立案に関する教育研究や,圧電材料などの機能性材料による各種力学センサの研究開発,輸送機器の機関プラント等の計画・運転支援システムに関する研究,電磁場環境に置かれた構造物の連成挙動などの研究開発,さらに,自然エネルギー・運動エネルギー回収によるエネルギーの有効利用に関する研究等を行っています。
研究を遂行するためには,工学部第一類輸送システムプログラムの専門基礎科目,構造工学およびシステム・情報関連科目を中心とする専門科目を幅広く修得するだけでなく,異分野・新分野に積極的に取り組む意欲が必要となります。
※ これまでの研究内容に関する詳細情報をお知りになりたい方は,こちら(旧ホームページ)を御覧下さい。