当研究室について(研究内容のご紹介)
地面効果翼機の試験飛行の様子
気球を用いたリモートセンシング
地球上の7割の面積を占める海洋は,宇宙と並び人類に残されたフロンティアであり,その研究・開発は21世紀へ向け地球規模の環境問題とリンクして非常に重要となってきています。本研究室では, 空域を含めた海洋空間での航空機や船舶など輸送機器の耐空・耐航性能, 風力発電など自然エネルギー利用機器,海洋環境におけるリモートセンシング技術やAIに代表される空間情報処理技術等に関する教育・研究を行っています。
近年の主な研究テーマには,例えば以下のようなものがあります。
- 地面効果翼機(WIG: Wing-In-Ground effect)の空力性能と耐空性能に関する研究
- 風力発電用弾性ローターブレードの空力性能に関する研究
- 高速船の耐航性能の理論推定法に関する研究
- リモートセンシングや音響トモグラフィーによる環境解析技術に関する研究
これらの研究では,一般力学・流体力学・航空工学・船舶工学に基礎をおいた模型実験や境界要素法などによる数値シミュレーション,また,海洋工学,環境科学,リモートセンシング,環境情報工学に基礎をおいた衛星・ドローン・気球等に搭載された特殊カメラにより得られた画像のデータ解析やフィールドワーク(船上における水質観測,分光反射率観測等)を行っています。
また,当研究室ではこれらの教育・研究に加えて, 工学部の人力飛行機設計・製作活動の実質的な指導も行っています。
※ 現在の担当スタッフ(個別)の研究に関する詳細情報は,こちら(メンバーのページ)より御覧下さい。