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当研究室について(研究内容のご紹介)

近年,地球温暖化に代表される,地球規模の環境問題への関心が高まっています。このうち,海洋は,陸上と比較して時空間的な変動が大きく,対象も広大なため,その実態を把握することは非常に難しいと言われています。そのような広大な海洋環境を調査するためには,調査船や観測ブイなどに加え,衛星・飛行機・ドローン(空中・水中)によるリモートセンシング(RS)が非常に有効です。このような様々な海洋計測の技術を駆使することによって,海面・海中における水質・波浪・海底地形・藻場(ブルーカーボン)・海洋プラスチックなどの海洋環境,また,陸と海の接点である沿岸環境を知ることができます。

本研究室は,この「海洋計測」分野の教育・研究力強化をはかるため,2026年4月より「海上輸送システム」から名称を変え,新たな研究室として始動しています。特に力を入れているのが,海洋環境の衛星RSに関する教育・研究です。例えば,瀬戸内海では,狭い航路の中に多くの旅客船や商船,漁船,プレジャーボートなどが密集するため,海上交通の上で危険な地帯となっています。そのような狭い航路において,光学衛星やSAR(合成開口レーダ)衛星を使用して,船舶周りの水質,波浪,潮流,海上風など,あるいは小型船舶や養殖筏検出手法を構築する研究の他,水深や海象を再現する研究などを行っています。さらに,本研究室では,衛星データを地図化するための様々なプログラミングに加えて,精度検証のための船舶調査(シートゥルース)も頻繁に行っています。

このような研究を通じて,海洋環境の保全や海上交通の安全に貢献することが期待されます。


リモートセンシングによる海の可視化
(左: 水温分布 / 右: 船舶・筏検出)

※ 現在の担当スタッフ(個別)の研究に関する詳細情報は,
  こちら(メンバーのページ)より御覧下さい。