アイオワ大学への研究留学
アイオワ川の畔にある水理学研究所
(IIHR)
水槽電車とレール
自由航走試験の一コマ
本研究室の佐野将昭助教が,2010年度,アメリカ合衆国アイオワ大学水理学研究所(IIHR- Hydroscience & Engineering, The University of Iowa)に博士研究員として派遣されました。40m×20m×3mの船舶自由航走試験用の角水槽が新たに建設されたのを受けて,水槽立ち上げ業務へ参加する為です。
本水槽の建設は,$4.9 millionを掛けた一大プロジェクトであり,画像処理を応用して,副電車が模型船を正確に追尾できるシステムを備えています。今後は,PIV(粒子画像流速測定法)システムを副電車に設置して船と並走させる事で,自由航走時の船体周囲流場の計測という画期的な研究が実施される予定です。
本プロジェクトの初年度に参加した佐野助教は,主に計測システムの精度チェック,造波性能の確認,自由航走試験のデータ収集・ノウハウの蓄積等,初期の立ち上げ作業に従事しました。
参考資料(記事)
2010年12月2日に行われた水槽一般公開日の記事(翌12月3日発行)