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当研究室について(研究内容のご紹介)

電気推進船「桜島丸」
(開発の際には本学試験水槽を活用)

自動車運搬船の模型水槽実験

四方を海に囲まれた我が国において,海上物流は生命線です。本研究室では,海上物流の担い手である船舶を対象に時代のニーズに合った海上輸送機器の開発・研究を行っています。近年では,400mの長さを誇る超巨大船が登場し,自動運航船の開発が進められるなど,船舶を取り巻く環境は激変しています。

本研究室では常石造船株式会社との共同研究講座である「船舶設計イノベーション講座」と協力して,水槽実験,運動シミュレーション,CFD計算などの手法を駆使して,船舶の運動性能・航行安全性に関わるテーマに取り組んでいます。

また,今後は,物流や港湾環境のリモートセンシングに関する研究も,力を入れて進めていきます。例えば,瀬戸内海では,狭い航路に多くの旅客船や商船,漁船,プレジャーボートなどが密集し,海上交通の上で危険な地帯となっています。そのような狭い航路において,光学衛星やSAR衛星から,特に難しい小型船舶や養殖筏検出手法を構築する研究の他,水深や海象を再現する研究なども行っています。

このような研究を通じて,海上交通の安全に貢献することが期待されます。


リモートセンシングによる海の可視化(左: 水温分布 / 右: 船舶・筏検出)

現在の担当スタッフ(個別)の研究に関する詳細情報は,こちら(メンバーのページ)より御覧下さい。

また,水槽試験に興味がある人は,こちら(広島大学試験水槽のオリジナルサイト)も併せて御覧下さい。