平成26年度日本航海学会春季講演会参加報告
海上輸送システム研究室 奥田晃生
2014年5月22日,23日に東京海洋大学越中島キャンパスにて行われた,日本航海学会春季講演会に参加しました。私は22日に「操縦運動時における船首沈下の推定に関する研究」という研究タイトルで発表しました。発表の内容は,浅水域において,斜航や旋回といった操縦運動が,船首沈下量へ与える影響について,オープンソースCFDによる解析により,船体表面圧力分布と関連付けて検討を行う,というものです。発表後の質疑応答では,船体動揺が解析に与える影響や,実海域でとり得る斜航角などについて質問・意見を頂きました。しかし質問に対して的確な回答をすることができず,自身の未熟さを痛感しました。
学会では,初めて学外の方々を前にして発表を行い,普段聞くことのない他大学の学生による発表や,触れることの少ない航法や操船シミュレーターについての研究発表を聴くことができ,大変よい経験になったと共に,よい刺激となりました。これを機により一層勉学に勤しみ,意義のある研究が行えるよう励みたいと思いました。今回このような貴重な機会を与えてくださった佐野先生に深く感謝いたします。
発表後の私(奥田)