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国際学会 第24回ISOPE-Conferenceの参加報告

海上輸送システム研究室 福島拓也

私は2014年6月15日~20日に韓国釜山市で開催されたISOPE 2014(第24回海洋と極地工学に関する国際会議)に出席しました。国際会議は釜山の海雲台区にあるセンタムシティと呼ばれる大型複合施設内のBEXCOというコンベンションセンターにて行われました。海雲台は韓国を代表するビーチリゾート地で,海岸沿いに高級リゾートホテルが並び,海水浴のシーズンには海雲台海水浴場にずらりとビーチパラソルが並ぶといわれています。

会場のBEXCOコンベンションホール

海雲台海水浴場

私は17日のADVANCED SHIP TECHⅦというセッションにおいて ‘Stern Skeg Effects on Course Stability of a Ship with Azimuthing Propellers’ というタイトルで発表させていただきました。

発表の様子(福島)

本研究では,2基の首振り式の推進器を備えた船の船尾スケグによる針路安定性改善について水槽試験と数値計算で調べ,その結果を発表しました。

英語による発表は初めての経験であり,緊張もしましたが,練習通りに行うことができました。しかし,質疑応答において,針路安定性のさらなる改善法と伴流分布に関する質問をいただきましたが,前者には何とか回答し,納得していただきましたが,自分が英語を聞き取った内容をうまく英語で表現することはできませんでした。後者については,内容もきちんと理解することができず,質問に答えることができませんでした。他大学の学生が流暢な英語で質疑に答える中で,私は自分の未熟さと英語力の不足さを痛感しました。しかし,海外の学生の発表は自分の勉学を高める刺激にもなりました。

今回の発表を受けて,自分の研究,また英語を含めさらに学び,あらゆる成長に活かしたいと思います。

6月18日(水)には同会場の大ホールにてBanquetが開かれ,何百人という参加者が一堂に会して食事をとりました。私は立食パーティのようなものと考えていましたが,会場に入るとたくさんの椅子とテーブルが準備されていて,また参加者一人一人にコース料理が運ばれてきて大変驚きました。また,韓国舞踊のパフォーマンスも行われました。頭からのびたリボンを回す踊りが印象的でした。

Banquetの様子

韓国舞踊のパフォーマンスの様子

今回,このような国際カンファレンスに参加する機会を与えてくださった指導教官の田中進先生,研究及び発表内容ついてご助言いただいた安川宏紀先生,佐野将昭先生に厚くお礼申し上げます。このISOPEに参加した経験を胸に,もっと自分を高め,研究に邁進していきたいと思います。