令和元年度日本船舶海洋工学会春季講演会参加報告
海上輸送システム研究室 奥田隆輔
令和元年6月3日・4日,長崎県勤労福祉会館(長崎市)において日本船舶海洋工学会春季講演会が開催されました。本研究室関係者からは,石川先輩(本研究室OB; 平成31年3月修士修了),鈴木さん(大学院修士2年),筆者(奥田)が論文発表を行いました。発表題目は以下の通りです。
私の講演内容と感想を記載します。2軸2舵船のプロペラの回転方向は,船尾から見て外回りと内回りの2種類があります。この研究では,左右のプロペラ回転方向の違いが操縦性能に及ぼす影響を調査するために自由航走模型試験を行いました。旋回運動,Zig-Zag運動,停止運動のような通常の操縦運動では,回転方向が操縦性能に与える影響は小さいですが,離着桟を想定した横移動では,特に浅い水域で回転方向が与える影響は大きいという結果が得られました。自分の研究を大勢の学外の方の前で発表するのは,心臓が飛び出るほど緊張しましたが自分を信じて出せるだけの力を出し切りました。質疑応答では,大変有意義なご意見・ご感想を頂き,今後研究に励んでいく上で貴重な経験となりました。
空き時間には,眼鏡橋,長崎新地中華街,グラバー園など長崎市の観光地を訪れました。長崎市はかつて貿易や造船業で栄えた歴史のある街で,至る所に船舶や海運に纏わる施設や展示がありとても観光していて面白かったです。長崎市を訪れるのは今回が初めてだったので,機会があれば是非また訪れたいと思いました。
眼鏡橋の前にて記念撮影(左から,佐野先生,石川先輩,安川先生,鈴木さん,筆者)
中華街で食べたちゃんぽん
グラバー園内の旧三菱第2ドッグハウス
対岸の三菱長崎造船所を望む